(1) 予約診察による特別の料金の徴収については、当該予約診察が保険医療機関において対面で行われるものでなければ認められないものであること。

(2) 予約診察による特別の料金の徴収に当たっては、それぞれの患者が予約した時刻に診療を適切に受けられるような体制が確保されていることが必要であり、予約時間から一定時間(30分程度)以上患者を待たせた場合は、予約料の徴収は認められないものであること。

• ・ 「再診予約」枠においては、予約枠１５分に1 件のご予約をいただけます。
• ・ 「再診予約」枠が定員満員で、同じ時間でのご受診をご希望の場合、診療の開始待ちをご了承の上での「再診待機」を、診療業務に支障が無い限りお受けいたします。
• ・ 「再診予約」は、診療枠の終わりから 30分以内（午前10:00-10:15 の予約枠では午前10:45 まで）に診療を開始できない場合には、予約料の徴収はいたしません。
• ・ 「予約料」は厚労省規定により、消費税を加算の上、自費項目として徴収いたします（入院時の差額ベッド料と同様）。
• ・ 自費診療において、ご予約当日の予約取り消しまたは受診されない場合には、次回来院の際に、未収予約料として追加徴収させていただきます。
• ・ 制度の公平な運用を図る為、正当な理由なく、予約料のお支払いが滞る場合には、院長の権限にてご受診を制限させていただきます。

(3) 予約料を徴収しない時間を診療科ごとに少なくとも延べ外来診療時間の２割程度確保するものとする。なお、この時間帯の確保に当たっては、各診療科における各医師の同一診療時間帯に、予約患者とそうでない患者を混在させる方法によっても差し支えないものとする。

• ・ 毎日の診療枠内に予約料を徴収しない時間を設定しています。同じ時間帯に、予約料のある患者がおられる場合があります。
• ・ 自費診療枠、保険診療での医師の指示による血液検査や注射の予約でも「予約料」は徴収いたします。

(4) 予約患者でない患者についても、概ね２時間以上待たせることのないよう、適宜診察を行うものとすること。

• ・ 当院では来院から診察終了までの平均在院時間を90分以内とすることを目標とします。但し、混雑時に待ち時間を承知で「再診待機」を自主的に選択される場合は、診療開始の時間を約束することはできません。

(5) 予約患者については、予約診察として特別の料金を徴収するのにふさわしい診療時間(10 分程度以上)の確保に努めるものとし、医師１人につき１日に診察する予約患者の数は概ね40人を限度とすること。

• ・ 皆様の貴重な受診時間を最大限に利用できるよう、充分な診察時間を確保しつつ、効率良い診療の運営へご協力をお願いします。
• ・ 診療時間とは、医師との面接、診察の時間だけでなく、医師の指示による看護師等による処置や説明、メディア等による説明の時間も含まれます。可能な限り、当院が行う診療の内容がご理解いただける様に努力いたします。

(6) 上記の趣旨を患者に適切に情報提供する観点から、当該事項について院内に患者にとってわかりやすく掲示するとともに、病院の受付窓口の区分、予約でない患者に対する受付窓口での説明、予約患者でない患者への番号札の配布等、各保険医療機関に応じた方法により、予約患者とそうでない患者のそれぞれについて、当該取扱いが理解されるよう配慮するものとすること。

• ・ 初診の方には、受付で概算の診察開始時間をお知らせします。

(7) 予約料の徴収は、患者の自主的な選択に基づく予約診察についてのみ認められるものであり、病院側の一方的な都合による徴収は認められないものであること。

• ・ 本説明を、初回受診時、院内待合室、およびHP上で掲示いたします。初診の方は、ご予約の無いご受診にも対応させて頂けますが、お待ち時間をご了承頂くこと、診療を行うことが不可能な場合は別の日時でのご受診を相談させて頂く場合があることをご了承下さい。

(8) 予約料の額は、曜日・時間帯、標榜科等に応じて複数定めても差し支えないが、社会的に見て妥当適切なものでなければならないこと。

(9) 特別の料金等の内容を定め又は変更しようとする場合は、別紙様式３により地方厚生（支）局長にその都度報告するものとすること。

• ・ 当院は、当規則に基づく「予約料」制度の導入および金額を、関東甲信越厚生局へ届出しております。
• ・ 上記制度および予約料は、厚生労働省の指導ならびに医院の運営状況により適宜、変更される場合があります。

(10) 専ら予約患者の診察に当たる医師がいても差し支えないものとすること。

(11) 予約診察を行う時刻は夜間、休日又は深夜であっても差し支えないものとすること。ただし、この場合には、当該予約患者については保険医療機関において診療応需の態勢をとっているといえることから、医科点数表又は歯科点数表に規定する時間外加算、休日加算及び深夜加算は算定できないこと。
当制度についてのご意見およびご質問は、受付事務員・薬剤師ではなく、医院の総責任者である院長へお伝えください。内容を良く検討し、医院として対応を検討いたします。